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投資についてやり方見方などの説明情報提供を更新していきます。

ローソク足チャートの複合線はこう読む

底入れを暗示する足型

  • 三空叩き込み
  • 三手大陰線

三空叩き込み

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・状況分析と相場の暗示
投げが投げを呼ぶ展開とは、裏を返せば、投資家の買い建て玉(ロングポジション)が急速に減少していく状態にあるといえます。価格はファンダメンタルズから一時的に大きく下方乖離しており、相対的に割安な水準となっています。投げ売り一巡(投資家の買い建ての玉はほぼ消滅)後、相場は反発へと向かいます。
・相場の環境と足型の特徴
下落相場の途中で、予想を上回る悪材料が出たことなどで、陰線が4本連続し、各陰線の間に「マド」開けが生じたもの。
・買い手の行動と心理状態
狼狽した投資家は損失を最小限に食い止めようと、寄り付きから成り行き売り注文を殺到させます。市場は弱気一色。投資家の絶望感はピークに達し、底値の目処が立たないことから恐怖感におびえています。
 
三手大陰線

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・状況分析と相場の暗示
1本目の大陰線が出現する前にも下落相場が続いてましたが、恐らく比較的緩やかだったため、一時的な調整局面に入ったに過ぎない、とたかをくくっていた投資家も多かったのではないでしょうか。よって、市場の買い建て残高(ロングポジション)はあまり減っておらず、悪材料が最初の大陰線を形成してようやく目が覚め、大半の投資家が損失を極小化するための行動を起こしたものと考えられます。しかし、投げ売ろうにも買い手が見つからず、相場はその水準を大きく下げることでようやく取引が成立、気が付けば3週間も連続して大陰線となっていたという惨憺たる状態です。
 こうして市場の買い建て玉は消滅してしまいます。この時点で株価はファンダメンタルズを大きく下回っているため、やがて相場は反転していきます。 技術的には、3本目の大陰線で打診買いを行ない、翌週の陽線を確認して買い増しを行なうと効果的とされています。
・相場の環境と足型の特徴
下落相場の途中で、3本連続して大陰線が出現したもの。一見、非常に弱い相場に思われがち。
・買い手の行動と心理状態
大半の投資家が、絶望感と恐怖感から買い建て玉を投げ売っている状態です。3本目の大陰線形成過程で売らざるを得なくなった投資家は、「二度と相場に入るまい」などと悔しがっていることでしょう。