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「ローソク足」チャートの複合線はこう読む3

底入れを暗示する足型

  • 捨て子底
  • 大陰線のはらみ寄せ

 

捨て子底

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・状況分析と相場の暗示
下落相場が長きにわたったため、投資家の買い建て玉(ロングポジション)は次第に解消されてきていました。そして予期せぬ悪材料は投資家の投げ売りをさらに加速させますが、加えて大陰線が形成された週は、引け時点で相当量の売り注文が抹消化のまま残ってしまった状態と考えられます。その売り注文は翌週まで持ち越され、価格水準が大きく下方に修正されるこちでようやく取引が成立したため、マドが開けてしまったのです。
 しかしながら、クロス(寄り付き値と引け値が同値)となったことは相場の底固さも示しいます。ここから潜在的な反発力(新規に株式などを購入する投資家)の存在と、価格水準によっては市場相場の需給がバランスしたことも推測できます。 下方へのマド開けが生じた時点で、持ち値(購入価格)の悪い投資家の買い建て玉はほぼ消滅してしまったと考えられ、材料次第で相場の反発に向かいやすい環境になったといえます。クロスの翌週が陽線となれば、底打ちが確認されます。
・相場環境と足型の特徴
 しばらく続く下落相場の途中、大陰線が出現し、翌週はマドを開けて「下放れクロス(十字線)」が形成されたもの。
・買い手の行動と心理状態
 下げ相場が続いて投資家の不安感が高まる中、思わぬ悪材料が出現すれば絶望感からいっせいに売り注文が持ち込まれ、大陰線を形成されます。さらに翌週も寄り付きから成り行き売りが殺到したことで、ギャップダウンが生じました。
 
 
大陰線のはらみ寄せ

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・状況分析と相場の暗示
長期間にわたる相場の下落とともに、投資家の買い建て玉(ロングポジション)は次第に解消されてきています。そして一段の悪材料は投資家の投げ売りを加速させ、大陰線を形成させます。この足型の注目点は、クロスが大陰線の実態の中央付近でみ出現しているところです。 前週はおおむね安値引けたなったものの、週末に悪材料が公式に否定されるなどの結果、クロス出現は週は前週の引け値終値)を上方に放り込まれて寄り付いたものと推測されます。市場には、新規の買い注文が入り始める一方で、買い建て玉を圧縮するための買い注文も入り、また現段階では積極的に上値追いを行なう投資家は少ないことなどから、もみ合い相場になり、最終的に引け値は寄り付き値と同値になったと考えられます。 こうした値動きから市場の需給バランスが均衡しつつあることを読み取れます。
 
・相場の環境と足型の特徴
 しばらく続く下落相場の途中、大陰線が出現し、翌週のクロス(十字線)を実体の中央う付近ではらんだもの。
・買い手の行動心理状態
 下げ相場が続く中、投資家の不安感はつのり、さらなる悪材料が出現すれば絶望感から投げ売りが持ち込まれ、大陰線が形成されます。しかし翌週は、安値を上放れての取引となったため下値不安はいくぶん和らぎます。かといって、上値追いには慎重な投資家が多く、総じて気迷い状態です。