ローソク足のチャートの見方 基本型(単線)
- 太陽線
- 大陰線
一番上の画像が基本型です。
1.太陽線
大陽線とは、寄り付きから大引けまでほぼ一本調子で大きく上昇を演じたもので、株式市場の場合、時価の10%程度の上昇率が目安となる。非常に買い意欲が強いことの表れとして出現します。ヒゲの有無あるいは長さなどによって、そのあとの相場展開が微妙に変わります。
下の画像の①が陽の丸坊主と言います。
- 特徴・・・上ヒゲ・下ヒゲのない大陽線
- 買い手の心理・・・強い上昇期待感
- 相場の暗示・・・大幅高
②は陽の大引け坊主
- 特徴・・・上ヒゲのない大陽線
- 買い手の心理・・・強い上昇期待感
- 相場の暗示・・・大幅高
④は陽の寄り付き坊主
- 特徴・・・下ヒゲのない大陽線
- 買い手の心理・・・強い上昇期待感。時に、失望・高値警戒感
- 相場の暗示・・・上昇一服
- 一部の投資家は利食い売りを入れ始めている。
※利食いとは
利食いは、資産運用において、ある銘柄やポジションの「利益を確保(確定)する」ことをいいます。これは、株式取引(現物取引、信用取引)や債券取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などにおいて、ある程度の含み益(評価益)が出ている時に、その利益を実現させて一つの取引を完了することを指します。通常、ロング(買い)とショート(売り)の二つのケースがあり、買いに対する反対売りの利益確保を「利食い売り」と呼ぶのに対して、売りに対する反対買いの利益確保を「利食いの買戻し」と呼びます。
2.大陰線
この線の出現に投資家は大きく失望させられます。大陽線とは正反対と言えましょう。寄り付きから大幅に下落し安値圏で引けてしまうもので、相場は「極めて弱気」です。
さっきの画像を黒くしたものが陰線です。
①が陰の丸坊主
- 特徴・・・上ヒゲ・下ヒゲのない大陰線
- 買い手の心理・・・強い失望感
- 相場の暗示・・・大幅安
②が陰の寄り付き坊主
- 特徴・・・上ヒゲのない大陰線
- 買い手の心理・・・強い失望感
- 相場の暗示・・・下落一服 下ヒゲが長く安値圏には要注意
- 目先、底打ちとなりやすい
④が陰の大引け坊主
- 特徴・・・下ヒゲのない大陰線
- 買い手の心理・・・絶望感
- 相場の暗示・・・大幅安
最後に
投資をするにあたって基本を理解しているのと理解してないとで後々に大きな影響を及ぼすと思う。名前は正直なところ私も覚えてないですし、正直覚える必要はないと思います。覚えておくべきことはローソク足の形を見たときにこういう示唆が出ているんだ、と理解できているならそれでいいと思います。