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ローソク足チャートは投資家心理を語る 「マド」

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ローソク足チャートは相場の基調の強弱・売り手と買い手の勢力関係・投資家の心理状態などを映し出すと前々からゆっていますが、中でも投資家心理の変化に注目すべきです。

例えば、上昇相場の途中で、相場にとってさらに強い支援材料が出現したとき、一般的に投資家は買い増しを行ったり新規買いを持ち込んだりします。しかしその後、相場は一向に上昇を見せず、引けにかけて小緩んだとしましょう。そうした状態を見て投資家の心理状態にばらつきが生じます。強気な投資家はさらに買いに向かうでしょうし、一方慎重な投資家は利食い売りを優先させるでしょう。このように投資家の相場見通しが分かれてしまう際に発生する足型は大変興味深い姿をしてます。

投資家心理を見事に表す例として、「マド」開けの出現があります。*上の画像参考

これは、投資家のパニック的な心理状態が引き起こすものの典型です。

 「マド」開けとは、それまでの相場の流れが加速し、買い、または売り、の成り行き注文が殺到している状態で、前週の高値または安値と今週の安値または高値が交わらず、水準訂正が行われたもので、2つのローソク足の間に生じる空間を指します。

これは需給バランスが崩れたために、水準調整が行われないと取引が成立しなかったという状況を表している。